第6回京都大学附置研究所・センターシンポジウム
「京都からの提言-21世紀の日本を考える」
木村 晃彦 (京都大学エネルギー理工学研究所 教授)
「エネルギー材料が支える未来社会」 -主役?それとも脇役?-
皆さんの周辺にはたくさんの「材料」が存在しています。家電、自動車、建物、船舶、橋梁、発電プラント等、機械や構造物は全て材料で構成されています。種々の材料の中で、将来のエネルギー源を支える材料を我々は「エネルギー材料」と呼んでいます。
本講演では、まず、将来の我が国におけるエネルギー事情について簡単に触れ、エネルギー問題解決と二酸化炭素の排出量削減に向け、革新的材料開発研究の必要性について述べます。次に、京都大学で実施しているナノサイズの酸化物を分散させた「スーパーODS鋼」の開発研究について、何故、「スーパー」でないといけないのか? 如何にして「スーパー」にできるのか? について、判り易く解説いたします。皆さんを先端的材料テクノロジーやナノスケール(10-9)の世界にご招待いたします。